ゲームレビュー第十六回「ピリオド」(Littlewitch 2007/12)

 去年のゲーム。
とは言え、年末発売だったんで・・・
かなり速攻でやりましたよ?
ライターがRUNEの初恋、思春期の人たち
(Meekさん、猫舌あちさん、姫ノ木あくさん)
なんで、密かに期待してたんですよ。
 簡単なあらすじ。
やる気無く過ごしていた主人公のひと夏の経験。
う〜ん・・・そんな感じ。
 システム的なこと。
最近のゲームにありがち(?)なAパートで各キャラへの分岐。
Bパートで個別ストーリーという形式。
Bパートでの選択肢はほぼ皆無という辺りまで
最近のゲームにありがちな構成になっている。
さすがにコストがかかりすぎるためかFFDでは無いのが残念と言えば残念だが、
絵師への負担、スクリプトの複雑化、デバックの困難さが容易に伺えるので
仕方が無いといえば仕方の無いところ。
そのためアドベンチャーゲームとして可もなく不可もなくという
普通の出来ではあるのだが、
根本的な部分でのプログラムが安定しているためか、
スキップ、オート等、実にスムーズに動くのが良い。
 話的なこと。
朝姫が他のキャラを攻略後でないと攻略出来ないのが罠か?
早めに片付けて・・・と思っていたら一向にルートに入れないので
仕方無しに攻略ページを参照したら・・・そんな次第だった。
Aパートでのキャラに偏りがありすぎるため、
どう考えてもこのゲームのメインヒロインは小羽ちゃんに思えるのだが、
どうやら朝姫がメインヒロインらしい・・・
各キャラの話は基本的にあったかするストーリーで
全キャラ終わってみても中々に甲乙付けがたし。
キャラの性格付けに多少難ありか?
ちょっとキャラが被り気味なのが気になるところ。
全キャラ、終わらせ方が基本的に一緒のためか、
終わった後に物足りなさを感じる作りになっている。
(物足りなさというか「その後の展開を想像する」作り)
まぁ、こういう物足りなさを感じる作りの方が、
同人であったり小説であったりと後への広がりはあるのだが・・・
そういう生殺し感がどう左右するかは今後の周囲の盛り上がり具合だろうか?
同人的には余地が多いのは歓迎すべき点だろうが・・・
どうしてもキャラに偏りがある関係上、メジャーにはならないんだろうなぁ。とか。
 特典CDのこと。
ソフマップで予約購入したのだが、
予約特典として「拡張ディスク」が付いてきた。
おまけディスクが付くことはあるが、
本体のプログラムにパッチを当てて
おまけシナリオという形は初めての経験だった。
デバッグでの手間が増えるだけでなく、
今後のパッチという点でも手間が増えるだけだと思うのだが、
面白いとは思う。
(が、貰えなかった人との差がでかすぎないか?)
 総評。
ライターが初恋の人たちって安心感もあってか
まったりプレイ出来た本作。
精神状態がよろしくなかったので途中、黒い想像が止まらなかったが(^^;)
・・・そんな展開ありゃしねー。
終わってみて感じるのは・・・満腹感とは言えない物足りなさみたいなもの。
腹六分目ぐらいの飢えを感じる級
としておきます。
 おまけ。
Q:相変わらずレビューとして役に立たないんだけど。
A:そうですね。発売してすぐでも無いし、話を深く掘り下げないしね。
Q:総評意味わかんないんだけど。点数にしろよ。
A:点数なんて個人の好みの発露じゃん?だったら点数じゃなくていいじゃん。
Q:いや・・・いいか悪いかわかんないんだけど。
A:「書くだけの何かがあった」から書いたんだろ。きっと。
Q:ゲーム偏りすぎなんだけど。
A:偏食主義者ですからー。
Q:こんな質問あったの?
A:ねーよw