ゲームレビュー第十五回「雪のち、ふるるっ!〜ところにより、恋もよう〜」(RUNE 2006/12)

 去年のゲーム。
って書くとすっごい古いゲームっぽく思える。
実は一月経ってない。びっくり。
 簡単なあらすじ。
ある日、雪の妖精のお姫様がやってきます。
行方不明になった雪の妖精の王様を探すのを手伝うことに。
まぁ、探すことに関しては一切迷うことなく勝手に見つかりますので
プレイヤーはキニシナイでください。
 システム的なこと。
選択肢によるADVパートと戦闘シーンにおける音ゲーパート。
音ゲーってやらないのであまり深いことは言えないのですが、
タイミングを合わせるオブジェクトが円形に配置されているために
画面全体を見る必要があり、周囲にばら撒かれると
ちょっと把握しにくいです。
まぁ、難しくてクリアできないってレベルではないので問題はありませんが。
そもそも何故に音ゲーなのか?
単純な紙芝居ゲームからの脱却を狙った。
と言えばがんばったんだな。と見えますが、
恐らくユーザーはこれジャナーイって内容だと思います。
この手のゲームにおいて2周、3周した際に
そのミニゲームが非常にたるい存在になる訳ですが、
このゲームにおいてもそれは共通して言えます。
まぁ、クリアできないレベルではないのが救いですが。
 話的なこと。
話の分岐具合は共通部分多め。
まぁ、共通部分少なめの初恋が異色な気がしますが・・・
山場は・・・え〜っと・・・山場の作り方間違えてるよ。
少なくとも今までに経験のしたことのない悶絶を経験。
選択肢によって各キャラへのフラグを立てる訳ですが、
選択肢はヒドイ。
もしこの選択肢で目的の娘さんに辿り着けなかったら
キー押し間違えた?
ってレベルです。
音ゲー入れたからADVパート単純でも
ゲームとしての体裁なしたからいいよね?
って事だとしたら酷すぎます。
秘密をバラさない選択肢を選んだのに
先ではバラした事になってるし・・・
全体的に練りこみの甘さが目に付きます。
山場とか選択肢とかエンディングとか。
 終わってみて・・・
「ああ、6800円のゲームってこんな感じだよね〜」
ってことでパッケージを見ると・・・
「!?」
まぁ、おまけCD付いてますし・・・ね?
「親方ぁ〜、空から女の子が〜」はアホゲーだよね級
ということにしておきます。