ゲームレビュー第十一回「月は東に日は西に ーOperation Sanctuaryー」(オーガスト 2003/09)

 萌え分は相変わらず不足しているようなので
ゆう。さんに相談しつつ・・・はにはにに手を出してみた。
ゲームとしては結構古いんだな。
 簡単なあらすじ
主人公は5年前の記憶を失っている。
両親を無くし従姉妹家族のところで世話になっている。
そんな学園生活を満喫する作品。
 システム的なこと
2ないし3程度の選択肢を選択して分岐、
固有ルート突入後はほとんど選択肢無し。
ひたすらクリックゲー。
セーブデータは2つでOKだな。
最初の分岐までが1つと通常セーブ用が1つ。
(最初の分岐までがスキップを使っても長いので)
 ストーリー的なこと
ストーリーの根幹にある設定のお陰で
恐ろしく幅が狭まってしまっている上に
各キャラの味を活かせてない。
山場に到達するまでの日常が長い反面、
山場が恐ろしく短い。
秘密を打ち明けられた後も日常が続くのだが、
打ち明けられる前とほとんど変わることの無い日常であり、
各キャラの設定を活かした話に持っていけてない感がある。
根幹にある設定が設定だけにしっかり練らなければならないと思われるのだが、
吟味不足が感じられ不自然な世界に置いてきぼりを喰らう。
まぁ、発売してかなり経ってるので今更ねたばれ的なことでも問題あるまい。
100年後の未来で治療法が不明な伝染病が流行り
過去の世界(現在)に逃げてきたっていう設定なのだが、
先に未来行けよ。
タイムマシンが過去にしか行けないってんなら解るんだが・・・
過去に来て治療法を先に確立することで来るべき未来を変える。
ってんなら理解もしよう。
治療法出来たら帰るのかよ。
先に未来行けよ。
っていうか治療法確立するためにって
治療法どころか各種技術が未成熟な世界に
感染者連れてくるなよ。
 総評
この世界の住人は全て実験を行う観察者で
主人公を壮大な実験環境に放り込んでいるんじゃないか?と疑ってしまう。
Operation Sanctuaryって副題に持ってくる必要あったん?級
としておきます。
っていうか時間的矛盾は無視ですか?
それにしても・・・相変わらず役に立たないレビューだな(笑)