ゲームレビュー第九回「よつのは」(ハイクオソフト 2006/01)

 引き続き萌え分が不足しているので
下調べ一切ナシに売り場に行って
適当にピックアップしてスペシャルアドバイザー氏に聞いて
あまりはずれじゃないっぽいので買ってみた。
すげーよ。そんな事したのいつ以来だろう?
 簡単なあらすじ
・・・ふと思ったんだが、あらいすじの時点で簡単なんじゃ?
主人公と幼馴染たちは廃園が決まった学園にタイムカプセルを埋めます。
3年後にみんな集まって掘りおこそうと約束をして。
物語は3年後の世界からはじまります。
 システム的なこと
基本的にはクリックゲーです。
話が基本的に一本道で会話上の選択肢は皆無です。
マップ移動をさせることでプレイヤーにプレイしている感を与えようとしています。
ヒントを表示することでそれすら単なる作業にすることも可能ですが。
後半はほんとクリックゲーらしく作業に従事することとなります。
プログラム的にはいろいろとがんばってる感じはします。
目ぱち、口ぱくなんて久しぶりに見ましたよ(^^;)
(あまり多くのメーカーに手を出さないのでアタリマエの演出かも知れませんが)
一部のイベントCGを除いてほとんどのCGでやってるんじゃないでしょうか。
CGの枚数も結構多い印象を受けました。
(値段相応かも知れませんが、目ぱち口ぱくを考えるとかなりがんばってます)
カットインや台詞の出し位置などもいろいろがんばっており
「がんばってるなー」という印象を受けます。
立ち絵がひざ上あたりから入っている関係上、
目ぱち口ぱくと台詞の位置が離れていて
台詞を見ていると他の苦労部分が遠くて見えないんですがね(^^;)
動作設定が細かすぎです。
マニアックにいろいろ調整できると考えればいいのかも知れませんが、
あそこまで細かい必要は無いと思います。
5段階くらいの大雑把な設定でよいのでは?とか思いますが・・・
 ストーリー的なこと
(ゲーム的には)一本道です。
4人のヒロインが居るから4つの葉ってことだと思うのですが、
どうにも1人、扱いが軽いというか・・・3つの葉+1って感じです。
話的には3年後からスタートで
学園内をうろついてて3年前はどうだったねー的な話から
3年前の話を見せるというパターンがメインなのですが、
プレイヤーは3年前を知らないために
導入部分で短い間のことですが置いてきぼりと喰らいます。
「知らんがな」と思う場面も多々あり、
プレイヤーに対しての前知識の与え方が悪い気がします。
 総評
プログラム的にはすっごいがんばってると思います。
絵師が4人いるために随所で違和感を感じないでも無いですが、
4人いるからあれだけの枚数描けたのかな?という気もします。
話は一本道なため、やり込み要素は一切ありません。
シームレスな一本道級
としておきます。
 個猫的なこと
このゲームでひとつ再認識したことがあります。
ツンデレとあほは嫌いだ。
ってことを十分に確認させていただきました。