ゲームレビュー第一回「Toon」(Teatime 2002/08)

 さて・・・普段、この手のゲームをめったにやらない上に
発売してすぐにやらないので
今更レビューされても何の役にも立たない訳で・・・
そもそも第二回があるのか?と言う非常に怪しい企画なのだが、
ちょっと試しにやってみようかと思う。
さて・・・ぶっちゃけこのレビュー企画は18禁だ。
まぁ、文章を読むだけなら18歳未満でもOKだが、
リンク先は18歳未満はアウトだと思われるので
リンク先に飛ぶのはカンベンして欲しい。
 ポリゴンゲームと言えば昔は笑い話にしかならなかったのだが、
エロにかける人の情熱というのは一味違う。
気が付けば下手な作家より全然イイ!なんて状態になっている。
さて、このToonという作品、トゥーンレンダリングを使って
非常にひと昔前から考えたらポリゴンらしからぬ状態に仕上がっている。
(とは言え、Toonというネーミングはストレート過ぎると思うが)
 さて、ストーリーを軽く追いかけてみよう。
主人公は夏休みに補習を受けるハメになった状態でスタートする。
ここから導入として補習を受けることになった経緯が説明され
登場人物との簡単な関係が表現されていく。
導入部分もいよいよ終わり、さぁ、ヒロインとの関係を深めて行こうかと言う所で
ヒロインからクッキーを貰い、告白、H、終了!
という急展開を見せる。早い。恐ろしく早い。
メーカーのホームページに書かれてるストーリーで半分近くは終わる。
いかにもラブラブな関係を楽しむゲームかと思いきやまったく違う!
一気にやる気を削がれコンプすることなくゲーム自体終了とあいなった。
 表現としてのトゥーンレンダリングに関して少々。
おまけCDにトゥーンレンダリングベンチマーク的ソフトが入っている。
結構なマシンパワーを喰うこのソフト・・・結構うねうね動き
Toon本編での動きが期待される。
さて、本編を開始するといきなり普通の立ち絵に失望を禁じえない。
トゥーンレンダリングをしたCG絵を見せられるのだ。
ポーズが変わるときもごくごく普通の2Dゲームのように切り替わる。
一体、何のためのトゥーンレンダリングかっ!?
まぁ、冗長なストーリー部分は仕方あるまい。と納得をして
この手のゲームの本懐であるHシーンに入る。
当然、ぐりぐり動くはず!との期待を胸に突入する訳だが、
拡張子を変更しただけのmpegムービーを見せられる!
一体、何のためのトゥーンレンダリングかっ!?
ここに来て、あのベンチマークが本作に関係無いことをまじまじと見せつけられる。
 総評として・・・
非常に薄っぺらい。
胸が?・・・という事ではなくて中身が。
トゥーンレンダリングの基本部分、基本人体作成に開発費を取られ
金回収目的でリリースしました。
と言われてもなんら不思議の無い出来をしている。
基本部分を一回作ってしまえば、次回以降は使い回せるので
開発費はだいぶ他に回せると思うのだが・・・
そんな訳で、このゲームを発売当初に高い金を出して買ってしまった人には
失笑を禁じえない級という称号を与えたいと思う。
・・・さぁ、笑え_| ̄|○
 さて、次回は・・・・・・・・・あるんでしょうか?